こんにちは!「まるっと養護教諭」です!
今回は、養護教諭を目指すなら避けて通れない教員採用試験対策について、基本から具体的な勉強法まで分かりやすく解説していきます!
教員採用試験ってどんな試験?

養護教諭として公立学校に正規採用されるためには、各都道府県や政令指定都市が実施する「教員採用試験(養護教諭枠)」に合格する必要があります。
試験の内容は自治体によって少しずつ違いますが、基本的には次のような流れで行われます。
試験の主な内容
- 筆記試験(一般教養・専門教養・教職教養・小論文)
- 実技試験(救急処置や面接対応など)
- 個人面接・集団面接・討論
- 適性検査・模擬保健指導 など
「勉強だけ」ではなく、「人柄・コミュニケーション力」も重視される試験です!
何をどんな順番で対策すればいい?
初めて受ける人は、どこから手をつけたらいいか迷いますよね。
効率よく合格を目指すために、対策の順番を整理してみましょう。
1, 自治体研究をする
まずは、受ける自治体(都道府県や市区町村)を決めること!
地域によって出題傾向・求める人物像・倍率が大きく違います。
- どんな試験内容か(一般教養中心?専門重視?)
- 試験日程(夏?秋?)
- 募集人数と過去の倍率
- 必要な提出書類やエントリーシート内容
2, 筆記試験対策(一般教養・専門教養・教職教養)
一般教養対策
- 国語・数学・英語・理科・社会など、高校レベルの総合力が問われます。
- 特に現代社会や理系科目は要注意!
専門教養対策
- 保健室経営、救急処置、感染症管理、心のケア、メンタルヘルス対応、性教育など
- 現場で必要な実践的知識を問われる
おすすめ勉強法
- 養護教諭専門の過去問演習
- 時事問題(感染症流行、子どもへの新しい支援策)もチェック!
教職教養対策
教職教養は、すべての教員を目指す人に必須の知識分野です。
次のような内容が出題されます。
【教職教養の主な内容】
- 教育原理(子ども観、教育観)
- 教育法規(学校教育法、教育基本法、個人情報保護法など)
- 教育心理(発達理論、学習理論)
- 教育史(日本・世界の教育史)
- 教育課程・学習指導要領の理解
- 生徒指導・教育相談(いじめ、不登校、問題行動対応)
【ポイント】
- 「学校で働く専門職」として、法律・制度に基づいた対応ができることが求められる
- 養護教諭特有の視点(安全配慮義務、保護者対応、危機管理)も意識しておくと◎
おすすめ勉強法!
- 教職教養対策の定番参考書・過去問集を活用
- 法改正や新しい指導要領(例:令和の日本型学校教育)には特に注意
- ポイントをまとめた自作ノートを作ると効果的!
3, 小論文・面接対策
【小論文】
出題例:「養護教諭に求められる資質とは」「保健室が果たす役割について」
「児童・生徒に他者への共感や思いやりの心を育てることについて」など
構成力(起承転結)と具体例(実体験や現場イメージ)がカギ!
【面接】
- 志望動機、自己PR、子どもとの関わり方、チームとして働く意識などが問われます
- 近年では「ICT活用」「多様性への理解」などもよく聞かれるテーマです
自分の強みや良さ、採用の後に実現させたいことなど、自分の気持ちを伝える良い機会です。
本番は緊張するかと思いますが、伸び伸び自分の考えていることを伝えてみましょう!
対策方法
- とにかく模擬面接を繰り返す
- テンプレを覚えるだけでなく、自分の言葉で語る練習を重ねる
4, 実技試験・模擬指導対策
一部の自治体では、
- 救急処置(心肺蘇生法、けがの応急処置)
- 保健指導(保健だより作成や模擬授業) などの実技試験もあります。
早めに「体で覚える」練習をしておくと安心です。
いつから始める?勉強スケジュールの目安

| 1年前(春〜夏)
→ 自治体研究を始める。教職教養・一般教養の基礎を固める。
| 10〜6か月前(秋〜冬)
→ 筆記試験対策を本格化。過去問演習や小論文練習もスタート!
| 6〜3か月前(春)
→ 面接対策に力を入れる。模擬試験・模擬面接に参加する。
| 試験直前(5〜6月)
→ 苦手分野を総復習!時事問題も整理して、最後の追い込み!
まとめ:コツコツ積み重ねた人が勝つ!
教員採用試験は、短期間の詰め込みではなかなか太刀打ちできません。
特に、教職教養・専門教養・面接力のバランスが合格には不可欠です。
焦らず一歩ずつ、
「なぜ養護教諭になりたいのか」
「どんな養護教諭になりたいのか」
自分の原点を忘れずに取り組んでいきましょう!
これからも「まるっと養護教諭」では、役立つ試験対策情報をたっぷりお届けしていきます!