「養護教諭って何してるの?」とよく聞かれますが、実は仕事の幅はとても広くて奥が深いんです。
この記事では、そんな養護教諭のリアルな仕事内容や1日の流れ、年間スケジュールまで、分かりやすく紹介していきます!
養護教諭の主な仕事内容は?
まずは基本からおさらいしましょう。
養護教諭(=保健室の先生)は、子どもの心と体の健康を支える専門職です。
主な仕事はこんな感じ!
- ケガや体調不良の応急処置
- 心の相談対応(メンタルサポート)
- 健康診断の準備・実施・結果管理
- 保健だよりの作成・掲示物の工夫
- 感染症対応(流行の把握・出席停止管理)
- 保健指導(性教育・生活習慣・SNSトラブルなど)
- 保健室環境の整備・衛生管理
- 教職員や保護者との連携・報告
保健室ってどうやって運営してるの?
保健室は、単に「休む場所」ではなく、子どもが安心して過ごせる“もうひとつの居場所”。
そのために、養護教諭が細かく環境を整えています。
保健室運営のポイント
- 清潔第一!:シーツ・枕カバーの交換、換気、消毒の徹底
- 物品の管理:ガーゼ・体温計・手指消毒液など、在庫チェック
- レイアウト工夫:来室理由ごとにスペースを分けることも
- 掲示物で健康教育:季節の保健目標や、思わず見てしまう仕掛け作り
- 記録管理:来室記録や健康記録簿は“重要な教育資料”です!
養護教諭のリアルな1日(例)
では、実際に養護教諭がどのような1日を過ごしているのか覗いてみましょう!
【とある1日のタイムスケジュール】
時間帯 | 内容 |
---|---|
8:00〜 | 出勤・保健室準備・朝の健康観察チェック |
8:30〜 | 生徒登校・ケガや体調不良の対応開始 |
9:00〜 | 健康診断の準備、書類作成、保護者対応など |
11:00〜 | 保健室来室対応(休養・相談など) |
昼休み | 昼食・保健室での相談対応 |
午後 | 保健指導・保健だより作成・校内会議など |
放課後 | 来室記録整理・保健室の片付け・翌日の準備 |
17:00〜 | 退勤(会議や急患対応で遅くなることも) |
※学校行事や季節によって変動あり!
養護教諭の年間スケジュールって?
養護教諭の仕事は、季節に合わせて大きく変化します。
年間を通しての主な業務をざっくり紹介します。
【年間スケジュール例】
4月:新年度スタート!
- 健康診断の準備
- 新入生対応・面談
- 保健室利用のルール説明
5月〜6月:
- 内科検診・歯科検診・耳鼻科検診
- 保健だより配布・掲示
- ケガや疲れによる来室増
7月:
- 熱中症予防の指導
- 三者面談で健康面の共有
8月:夏休み(学校によって出勤あり)
- 保健室の清掃・整備
- 書類整理、研修参加など
9月〜10月:
- 生活習慣病予防の保健指導
- 学校行事での健康管理(体育祭・修学旅行など)
11月〜12月:
- インフルエンザ・感染症対策
- 保健だよりで冬の健康管理を啓発
1月〜3月:
- 進級に向けた記録整理
- 新年度準備・引き継ぎ
- 心の不調・不登校対応の増加時期
養護教諭のやりがい・大変さ
やりがい
- 子どもから「ありがとう」と言われたとき
- 心を開いて話してくれたとき
- 保護者や先生との連携がうまくいったとき
大変なこと
- ケガや急病の緊急対応
- メンタル不調対応で抱える重さ
- 一人職(一人で対応し続ける負担感)
まとめ:保健室は”学校のセーフティネット”
養護教諭の仕事は、単なる「体調不良の対応」だけではありません。
子どもの心と体をトータルに支える、学校に欠かせない存在です。
この記事が、養護教諭を目指す人にも、現役の方にも、
「保健室ってこうやって動いているんだ!」と思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。